同期が出世していくのを見て、焦りや劣等感を抱いていませんか?
私も若手の頃は「エラくなりたい」、「他の人より年収を上げたい」という欲求がありました。
しかし、管理職のポストの数を見る限り、同期全員が出世できるわけがないのは自明の理です。
さらに行動遺伝学の観点では、人間の「社会的階層」は生まれ持ったDNAによって大枠が決まると言われています。
つまり、出世する人/しない人に分かれるのは、努力の問題ではなく「元々決まっていること」なのです。
本記事では、その残酷な事実を冷静に受け入れ、勝てない出世競争から降りて「労働者からの脱却(FIRE)」を目指す、合理的な生存戦略を解説します。
JTCで「出世する人」の異常な特徴3選
1. 月80時間超の残業も平気?異常な「体力がある人」
課長以上にはよく当てはまります。ほぼ例外はない気がします。
- (見ている範囲で)残業時間が2-3時間/日
- 家に帰ってからも仕事をする
- 土日にも仕事をする
- 有給の日にも仕事をする
といった感じで、ずっと仕事をしています。(メールが送られてくるので分かります。)
まさに企業戦士です。仕事が好きなんでしょうね。
繁忙期はもっとしてそうですね。帰宅時間がいつもよりさらに遅いです。
過労死ラインが残業時間「月80時間超」と言われていますので、普通に超えてると思われます。
私の感覚だと、月40-60時間くらいでも大分疲れがたまるので、これを常時やっているのは「体力お化け」ですね。
会社にもよるかもしれませんが、課長以上になると「みなし残業」と言って残業代が固定で支払われるようになります。(残業時間が例えば毎月30時間の固定値になります。)
そのため、体力のある人を安く働かせたい場合に(能力が不足していても?)あえて課長に昇進させているケースがあるとも聞きます。
2. 理不尽な板挟みにもキレない「忍耐力がある人」
このパターンの人もいます。いわゆる「潤滑油」の役割の人です。営業職のようにお客さんと社内の関係者の間に入ってやり取りする人です。
一度目の当たりにしたのが、営業のA課長がお客さんからの無理な要求を社内の担当部署のB課長に伝える場面で、

A課長
お客さんからの要求で製品のこの部分の仕様をこう変えてほしいです。

B課長
製品の仕様としてそれはおかしいです。そんな要求は飲めません。
のようにお客さんからの要求を何とか満たしたいA課長とおかしな要求には答えられないB課長の押し問答が何度か続いた後、

A課長
お客さんに無理と伝えても、また社内を説得してくるように言われる!!(怒)
と、感情的になってキレたんですね。
要は、お客さんとB課長の間で最小公約数が無い状態でその橋渡しをしていたわけです。解が無い交渉の中で、両者の間を行ったり来たりする羽目になるのでキレたと。
ただ、このA課長が感情的になったのは私が見ている限りはこの一度きりなんですよね。相当忍耐強い人なんだと思います。
他にも納期交渉で解が無いことなんてしょっちゅうなので、そのたびに似たような目に遭っているはずです。
話が逸れますが、理不尽すぎますね。何も悪いことしていないのに、板挟みにあって両サイドから責められるという。
これに見合った給料は支払われているのでしょうか。
3. プライドを捨てて「上司に媚びを売る人」
このパターンの人は職級が上がるのは早かったですね。
上司に気に入られるために、
- お盆、年末年始の後にお土産を手渡しで配る
- 上司に対する報連相の頻度が比類ない
- 上司が参加する会議にはわざわざ紙のレジュメを印刷する
といったことをしていました。
上司からすると「かわいい部下」なんだと思います。
もし上司が部下の誰かを引き上げるタイミングになった場合、自分と関係が良くない人より自分に忠実で言うことを聞くこういう人を選ぶと思います。
人の心理として当然ですし、自分の言う通りに動く人間の方が何かと都合がいいはずです。
「出世する人」の特徴に「当てはまらない人」が取るべき生存戦略
冒頭でも書きましたが大部分の人は出世できずに会社員人生を終えます。大した給料ももらえないまま、ただこき使われて終わってしまうわけです。
ここでは、自分は出世できないと感じた人がどうすればいいか考えたいと思います。
会社の評価や媚びる同僚に文句を言っても現実は変わらない

一部の人しか高い給料をもらえないのはずるい。
頑張っている人より媚びを売る人が出世するのはおかしくないか。
このように、文句を言いたくなる気持ちはわかります。ただ、文句をいくら言っても状況は変わりません。
同じような、あるいはもっとひどい理不尽はそこら中で起きていると思います。
また、文句を言っている間にも大切な人生の時間が流れていきます。
現実を見て主体的に動く必要があると私は考えます。
とにかく、文句を言っている時間がもったいないです。文句を言っていても何も状況は変わりません。
転職や異動でも「相対的な立ち位置」は変わらない残酷な真実
出世コースから外れた場合、転職や社内での異動により「仕切り直し」するのも一案として思いつきます。ただ、自分の経験上似た様な結果に収束する気がします。
私は社内公募で別の部署に異動しましたが、上司からの評価は少ししか改善しませんでした。前の部署では出世コースから外れていましたが、異動しても出世コースに戻るほどの変化はなかったです。
異動の場合は前の部署の人事評価が全部か一定以上引き継がれるため、異動先の上司がそれに引っ張られる部分もあったかもしれません。
また、行動遺伝学の考え方では生まれ持ったDNAによってその後の社会的階層がおおよそ決まるようです。そのため、
- 出世して部下を束ねる立場になるか
- 高級取りになり人より裕福な生活をするか
あたりの大筋の集団の中での相対位置は変わらないんじゃないかと感じています。
となると、同期が出世する中で自分が遅れている場合は、無理に頑張るよりも「決まっていること」として受け入れて別の道を探す方が得策のように思います。
どのみち同期全員が出世して管理職になることなんてないはずなので、あきらめも肝心です。
ただし、あきらめが早すぎるのはもったいないと思います。新卒1、2年目であれば、たとえ上司からの評価が悪くてもそれは「固まった」評価ではないはずです。挽回可能なのではと思います。
結論:出世を諦め「労働者からの脱却(FIRE)」を目指せ
自分が出世できなさそうという現実が見えた場合、どういう道が開かれているか。それは、「労働者からの脱却」だと思います。
社会的階層が決まっているのであれば、その勝てない土俵(会社員としての出世)で足掻くのではなく、土俵そのものを変える(資本家へ移行する)のが合理的な戦略になるということです。
以下の記事でも書きましたが、労働者という立場自体が不遇です。労働者を続けて、なおかつ管理職にもなれず給料が上がらないのであれば本当にこき使われ続けることになります。
これだけは避けたいです。
そのためにできることは、少しでも早く資産形成してFI(経済的自立)を達成することです。
SNSを見ているとFI(経済的自由)を達成してRE(早期退職)して自由に生きている人がたくさんいます。投稿を見るとすごく楽しそうにしているので、やはりこれが「正解」なんだろうと思っています。
私も自由に不自由している現状から脱却すべく、FIREを目指して資産形成を進めています。資産の推移は以下の記事でまとめています。
まとめ
出世する人の特徴とそれに当てはまらない人がどうすべきかについて書きました。
この記事のポイントをまとめます。
- 会社で出世する人には、体力がある、忍耐力がある、媚びを売る、といった特徴がある
- 「出世する人」に当てはまらない人は、おそらく転職、異動しても変わらない
- そういう人は労働者からの脱却を目指すべき
出世コースに乗っている人も、いつ梯子をはずされるかわかりませんので備えておくに越したことはないと思います。
JTCであれば異動は日常茶飯事なので、いつ状況が変わって合わない上司にあたり出世コースから外れるか分かりません。
そもそもJTCという組織では人間関係のトラブルを構造的に抱えやすいです。「合わない人」が発生する構造的理由と対策については以下の記事で解説しています。
出世するには上司との関係性が重要ですが、JTCの管理職は構造的に腐敗します。「絶対的権力は絶対的に腐敗する」という格言がよく当てはまります。私が目の当たりにした「権力の腐敗」についてはこちらの記事で書いています。





