JTCで会社員をやっていると色んな不満がたまってきます。典型的なものを挙げていくと
- 人間関係のトラブル
- 給料が見合わない
- 残業が多い
などがあります。
この中でも特にこの「人間関係のトラブル」は転職や辞職の理由でもTOP入りしています。

人の悪口を言う人が多い。上司と合わない。
といった感じで、とにかく会社員をやっていると人間関係のトラブルを抱えがちです。
そんな中、人によっては

自分のどこが悪かったのだろう。
というように自分を責める人も多いと思います。そして、こういうまじめな人ほど消耗していきます。
しかし私の考えでは、この問題は自分に原因があると考えるのは間違いで、会社という仕組み上構造的に発生している問題です。
この記事では人間関係が行き詰まり「もう無理」となった時に、冷静に現状分析する方法を紹介します。
「職場の人間関係は良好であるべき」という呪い。誰とでも仲良くするのは現実的に無理
小学校で刷り込まれる「友達100人」という理想論の罠
小学生の時にこの曲を歌った人は多いのではないでしょうか。
小学生
「一年生になったら、友達100人できるかな♪」
要は、この歌を覚えさせることで
誰とでも仲良くするのが良いことだ
というのを子供に伝えようとしているわけです。
もちろんこれを否定するつもりはないです。性格が合わない人も含めて誰とでも仲良くできることは素晴らしいことだと思います。
ただ、このことが正しいと思うと同時に現実的には
誰とでも仲良くするなんて無理
とも思います。
学校では理想を教えているのですが、現実は教えていないんですよね。
たまにすごく人当りが良い人がいて「誰とでも仲良くできる」ように見えたりもしますが、実際はそんなことはないはずです。
真面目な人ほど「合わないのは自分のせい」とコミュ力不足を責めて疲弊する
そして、大人になってもまじめな人ほどその価値観を持ったままだったりします。
合わない人がいても

自分の何がいけないんだろう。どうすれば仲良くできるんだろう。
という風に「上手くいかないのは自分が悪い」と考えて、自分の中に原因を探し疲弊してしまいます。
ですが、JTCにおいては構造的に人間関係の問題を抱えやすいです。つまり、悩んでいる本人の中には原因は無かったりするんですよね。このことについて、次の章で説明したいと思います。
JTCで人間関係のストレス・トラブルが多発する「構造的理由」
JTCに入ると人間関係の問題を抱えるいろんなタネがあります。
共通項が少ないJTCの環境。「類似性の法則」が働きにくいスタートライン
JTCでは日本中からあるいは海外からも人を採用します。
私の同期は北は北海道、南は沖縄までいました。
また、営業から技術職まで職種も多様です。
そうなってくると、JTCの社員は
- 出身地がバラバラ
- 体育会系の人もいれば文化系の人もいる
- 配属後は世代が異なる同僚がいる
- 学力層もバラバラ
のように多種多様な人材が一堂に会することになります。
要は共通項が少ないわけです。
人間関係において「類似性の法則」というものがあります。
自分と共通項のある相手に親近感を抱く傾向がある。
自分と出身地が同じだったりすると仲良くなりやすいですが、JTCに入るとそういう共通項があまりない状態で人間関係が始まるので、スタート時点で難易度が上がっています。
新卒で会社に入ったとき「今まで会ったことがないタイプ」の人がいた経験は誰しもあったのではないでしょうか。
優秀な後輩と抜かれる恐怖を抱く先輩。性格ではなく「立場の違い」による摩擦
これもよくあると思いますが、後輩に優秀な社員が入ってきたら先輩は抜かれる恐怖で「教えない」という態度をとることがあります。
こんなことされたら、関係がギクシャクしますよね。
先輩、後輩共に何とかうまくやっていこうと思っているはずですが、どうしてもこうなってしまいます。
ただ、これは仕方がないです。優秀な後輩がまじめに頑張って成果を出すことは何も悪くありません。また、先輩が感じる抜かれる恐怖という感情も、どうしても生じてしまうものなので責めることもできません。
「誰かが悪い」と考えることがそもそも筋違いということです。
これは巨人ファンと阪神ファンが仲良くできないのと同じ構造です。どちらも好きな球団を応援しているだけなので何も悪くなく、だけど敵対はしてしまう。
不仲の根本原因は「属性(立場)の違い」があることです。
この仲違いの原因は本人たちの中にはありませんので、悩んでも原因は見つかりません。
職場の人間関係が合わない・辛い時の「短期的・長期的」な解決策
JTCでは人間関係構築において、ハードルがあることがわかりました。上手くいかなくても当たり前です。
ではそういう状態が長く続き、「もう無理」な状態になった時にどうしたらいいか考えたいと思います。
【短期的解決策】辞令を「待つ」のは悪手。社内公募や転職で自ら環境を変える
まずは私が考える短中期的な解決策を紹介します。
人間関係が悪くなるとだんだん職場に居づらくなってきます。
これが非常に辛いんですね。なんといっても週5日も勤務日があるので。
私の経験上人間関係はすぐには悪化しないです。半年や1,2年かけて徐々に関係が悪くなり「もう無理」の状態に至ります。
この段階になったら転職や主体的な異動を検討するのが良いと考えます。私自身は転職経験はありませんが、社内公募制度により自分から異動を選択しました。
自分から職場を変えるのは「逃げ」ではなく、合わない場所にいるのが「間違い」であるだけです。
合わない場所で疲弊するよりも、損切りして気持ちを切り替えるのが良いと思います。
転職と社内公募による異動はどちらもエネルギーが要ります。経験上30代になると自分から行動するという積極性が少なくなってきて、

自分から動かなくても会社からそのうち辞令が出て異動できるのでは?
のように、「待ち」の姿勢になりがちです。
ここでポイントになるのは「辞令を待つのは悪手」ということです。自分で動ける選択肢がある以上、偶然に期待するのは得策ではないと考えます。
私自身が「待ち」を選んで後悔した実体験は以下の記事にまとめています。
【長期的解決策】会社員という生き方からの脱却。投資でFIREを目指す
長期的な解決策はやはりFIREだと思います。
人間関係のトラブルに耐えられる人は別として、私のように苦しむ人は「会社員という生き方」自体が合っていません。
一刻も早く経済的自由(FI,Finantial Independence)を獲得して、RE(Retire Early)を実行するのが良いと考えます。
私はFIREを目指して走り出していて、資産形成を進めています。資産総額の推移は以下の記事で紹介しています。
補足:コミュ力を鍛えれば解決するのか?(商社マンでも苦労する現実)
コミュ力を鍛えれば合わない人ともうまくやっていけるのでは、と思う人がいるかもしれません。
一例を挙げると、商社マンは「コミュ力お化け」みたいに言われてコミュ力が高いことで知られていますね。ただ、よくSNSで会社の人間関係の愚痴を吐き出してたりします。
優秀な彼らでもそうなら普通の会社の人には無理というのが私の考えです。
私自身(INTJ)も人間関係はかなり苦労してきたのですが、そもそも「全く問題を抱えていない人」なんていません。
まとめ
会社員が人間関係のトラブルを抱える構造的な理由について書きました。
記事のポイントを挙げます。
- 誰とでも仲良くするのは、現実的には無理
- 属性(立場)が異なる場合は仕方が無く、当人たちの中に原因はない
- 自分から主体的に動いて環境を変えるのが重要
私自身、自分のコミュ力が問題だと散々悩んで疲弊してきましたが、今は「合わないのは属性のせい」と割り切って整理するようにしています。
中々主体的に動くのはエネルギーが要りますが、転職よりも社内公募による異動の方が心理的ハードルは下がります。私が社内公募によりSEからハードウェアエンジニアにキャリアチェンジした経験は以下の記事に書いています。
JTCでは周りに遠慮して有給が取りづらいという問題もあります。しかし、有給スルーしていても状況は悪くなるばかりです。バックプレッシャーをかけて状況を改善に向かわせる論理については以下の記事で解説しています。





