FIを達成するには、
- 入金を増やす
- 支出を抑える
の両輪で、資産を積み上げていく必要があります。
この記事では、支出を抑える=節約について、実践中の節約術をご紹介します。

入金を増やすのはすぐにやるのは難しかったりしますが、節約はすぐに実践できるものも多いため効果が出やすいですね。
他の人がどういうレベルの節約をしているのか、自分自身も気になりよく調べるので、ぜひ参考にしていただければと思います。
気になるところから見てみてください。
節約術 | 節約実績 |
---|---|
携帯料金+ネット回線の節約 | 約10,000円/月 |
ペットボトルのお茶 | 約8,000円/月 |
車中泊の実践(旅行にかかる費用の節約) | 約24,000円/年 |
coming soon… |
節約の大原則

節約する上で、重要な考えがあります。
それは、
- 必要でないものは買わない。
- 必要なものを安く買う。
- 買ったものを賢く使う。
になります。
この順番で考えていくことが重要です。
必要でないものは買わない。
現時点での出費の見直し
私が節約を始めるときは自分の出費をまずは洗い出し、それを1つずつ「本当に必要か」吟味して取捨選択していきました。

今思えば、当時は何でもかんでも買ってたので結構削減することになりました。
当時の出費リストからいくつか抜粋すると、
出費 | 説明 |
---|---|
2台目スマホ | いざというときのために複数回線契約していましたが、過剰と判断し解約。 |
ソフトドリンク | Amazonやスーパーでよくついで買いしていましたが、贅沢はたまにで十分。 |
乾電池 | 非常用としてついで買いしがちですが、在庫量を確認すると過剰にあったため適正量にとどめるようにしました。 |
服 | 明らかに過剰に買っていて着ない服すらあったため、1着処分するごとに1着購入する方針を設定。 |
動画見放題のサブスク | 見る頻度が少なくなったので、無くても我慢できると考え解約。 |
削減するときは、自分にとって必要かを見極めて判断していく必要があります。
これはかなり人による部分だと思います。
また、出費の額の大きいものや毎月発生するものから見直していきます。
安くても買わない
ネットショッピングの「タイムセール」の時は、割引になっているものはついつい買ってしまいがちですが、いくら安くても本当に必要でないなら買うべきではありません。
また、
- Amazon Prime Day
- 楽天市場お買い物マラソン
といったキャンペーンでは、「10,000円以上買うと」や「買い物したショップ数に応じて」といった条件が付いていて、欲しいもの以上に買いそうになりますので注意が必要です。
必要なものを安く買う。
このように必要でないものは買わないようにして、残った必要なものをいかに安く買うかを考えていきます。
主にクーポンやキャンペーンを使って割引、還元を受けていきます。
買ったものを賢く使う。
coming soon…
節約術10選
ここからはいよいよ私が実践している節約術を紹介していきます。
使えそうなものがあればぜひ取り入れてみてください。
携帯料金+ネット回線の節約

節約と言えばおそらく誰もが思いつくはず。
私も節約を意識し始めた初期の頃に携帯料金とネット回線の費用を見直しました。
キャリア見直しの変遷
モバイル回線については格安SIMがすぐに思いつきますが、VMNOについては速度が不安だったので徐々に変えていった形です。最終的にはIIJmioで光回線も無しの形に落ち着いています。
- 今は光回線は無し、モバイル回線のみです。
- 約2,000円/月でやりくりできています。
以下のような順番で変わっていきました。
節約ステップ | 携帯 | ネット回線 | 料金(毎月) | 説明 |
---|---|---|---|---|
0 | Softbank OCNモバイル | Softbank | 約12,000円 | 当時は携帯2台持ちでした。災害時にどちらかの回線が止まっても連絡が取れるようにと考えていましたが、今思うと過剰でした。 |
1 | Softbank | Softbank | 約10,000円 | サブの携帯は使用頻度がほとんどなかったため解約。 |
2 | Y!mobile | Softbank | 約7,000円(?) | 3大キャリアのSoftbankからYモバイルに変更。光回線とのセット割が使えたと思います。 |
3 | IIJmio(2GB) | IIJmio光 | 約4,500円 | 格安SIMでも問題なさそうだったため、Softbank系からIIJmioに変更。コロナ禍の変更で、外出する頻度がかなり減っていたため2GBにしました。セット割が使えます。 |
4←今ココ! | IIJmio(20GB) | 無し | 約2,000円 | 引っ越し先で光回線の空きがないと言われたため仕方なく携帯のみでしのごうとしたところ、案外問題なかったためそのままネット回線は解約。 |
最終的に約10,000円/月の節約をすることができました。
通信費については、これ以上の節約はちょっと厳しいかなと思っています。
IIJmioの使用感は?
IIJmioは通信速度についてはキャリア回線を借りている形になっているのもあり、個人的には特に気にはなりません。
ただ、厳密にはキャリア回線と違う部分があるので混雑する時間帯には遅くなっていたりはありそうです。通信量節約のために、高速通信のON/OFFを切り替えようとすると、まれではありますが失敗して高速通信にできないことがありました。

会社の昼休みに発生したので、ちょっと辛かったですね。
ギガ数は足りる?
現状、ネット回線は契約しておらずIIJmio(20GB)のみでやりくりしていますが、ブログを開始してから画像のアップロードをするようになったため足りなくなる可能性ありです。
また、
- Youtube等の動画再生
- アプリのダウンロード
- スマホ、PCのOSアップデート
などはギガを消費するので残量に注意が必要です。

何ギガを選んでいいかわからない人は、一度毎月の通信量を確認してある程度余裕のあるギガ数にするといいと思います。
ちなみに、IIJmioの場合「MyIIJmio」というアプリがあり、毎日/毎月の通信量を確認できます。

大体20GBで足りています。
7、8月は暑すぎて家で過ごす時間が長いため利用量が増えていますね。
IIJmioは余ったギガを1か月間繰り越せるので、それもうまく活用して調整しています。
まとめ
- 携帯の通信キャリアの見直しとネット回線の解約で約10,000円/月の節約に成功。
- 格安SIMのIIJmioはおおむね問題なく使用できる。
- (私の場合)20GB/月あれば、ギガ数は足りる。
- ギガは1か月間繰り越し可。
ペットボトルのお茶

外出時に持っていく飲み物は当初500mlのペットボトルのお茶でした。Amazonとかで24本入りで買って、家に常にストックがありました。
夏なんかだと会社には2本持って行って、飲み終わったらそのままペットボトルを捨ててました。家にいるときも、500mlのペットボトルを飲んで飲み終わったら捨てるというスタイルでした。常に飲み物は500mlのペットボトルでした。

富豪のような消費スタイルですね。(笑)
利点としては、
- 重いものだが、Amazonで注文すれば玄関まで届く。
- 洗い物をしなくていい。
ということで、ものすごく楽ではありました。
お金に困っていない場合は、これでいいと思います。

ちなみに、このスタイルだとペットボトルのごみが大量に出るのでゴミ袋がすぐにいっぱいになっていました。
消費額の計算
毎日消費するものなので、計算するとそれなりの額になります。
- 100円/本
- 3本/日消費(年間の平均)
という条件だと、年間で
100(円/本)×3(本/日)×365(日/年)=109,500円
になります。
税引き後配当利回り4%の株に換算すると、約260万円分になります。この額を積み上げるのは簡単ではありません。
この出費に切り込むべく工夫していきました。
その経過がこちらになります。
節約ステップ | 購入アイテム | 消費額 (/月) | 消費額 (/年) | 説明 |
---|---|---|---|---|
0 | 500mlペットボトル×24本入り | 約9,000円 | 約109,500円 | 節約前 |
1 | 500mlペットボトル×24本入り & 2lペットボトル×6本入り | 約4,200円 | 約51,100円 | 500mlのペットボトルを飲み終えたら、2lのペットボトルから移し替える。 |
2 | 500mlペットボトル×24本入り & パックのお茶 | 約1,400円 | 約17,033円 | 500mlのペットボトルを飲み終えたら、自分で沸かしたお茶を移し替える。 |
3←今ココ! | 500mlペットボトル×24本入り & 水道水 | 約1,000円 | 約12,167円 | 500mlのペットボトルを飲み終えたら、水道水を注ぐ。 |
4 | 水筒 & 水道水 | 約167円 | 約2,000円 | 水筒を買って、水道水を注ぐ。 |
500mlペットボトル×24本入り & 2lペットボトル×6本入り
2lペットボトルは500mlのよりもmlあたりの価格が安くなるので、500mlのペットボトルを飲み終えたら、2lのペットボトルから移し替えます。
- 2lペットボトル1本160円=500mlあたり40円
という条件だと、仮に3日間同じペットボトルに移し替えるとすると、
3日間で、3(本/日)×3日=9本
1本目は新品、2-9本目は移し替えるので、100円+40円/本×8本=420円となり、1日当たり140円
ひと月当たり、140(円/日)×30(日/月)=4,200円
1年あたり、140(円/日)×365=51,100円
となり、約半分に節約することができました。

ちなみに、2lペットボトルから500mlペットボトルに移し替えるときは、漏斗のような道具がなくても案外こぼさずに移せます。
ただこれでもまだ節約の余地があると思ったため、次のステップに進みます。
500mlペットボトル×24本入り & パックのお茶
2lのペットボトルの次はパックのお茶です。
お茶を沸かすための耐熱ガラスのポットは1,000円しなかったと思います。電気代、水道代もここでは割愛してパックのお茶の価格だけで計算すると、
- 30パック入り300円
- 1パックで1lお茶を沸かす。
- つまり、500mlあたりにすると0.5パックなので、300円/30パック×0.5=5円
という条件で、同様に計算すると
3日間で、3(本/日)×3日=9本
1本目は新品、2-9本目はお茶を沸かして移し替えるので、100円+5円/本×8本=140円となり、1日当たり約47円
ひと月当たり、47(円/日)×30(日/月)=1,400円
1年あたり、47(円/日)×365=17,033円
となり、さらに3分の1に節約することができました。
500mlペットボトル×24本入り & 水道水
パックのお茶を沸かすのがだんだん面倒くさくなってきたので、水道水に切り替えました。
すると当然安く済むようになります。
水道代は同様に割愛して計算すると、
3日間で、3(本/日)×3日=9本
1本目は新品、2-9本目は水を移し替えるので、100円+0円/本×8本=100円となり、1日当たり約33円
ひと月当たり、33(円/日)×30(日/月)=1,000円
1年あたり、33(円/日)×365=12,167円
となり、1000円/月まで節約することができました。
ペットボトルでいく場合は、この辺りが限界かなと思っています。
水筒 & 水道水
いろんな人の節約術の話を聞いていると、水筒(マイボトル)を買ってそれに飲み物を入れてペットボトル代を節約している人をよく見ますね。
個人的には次の理由から採用していません。
- 洗う手間がかかる。
- 夏用、春秋冬用で2サイズ必要。
- 夏用は大きいサイズが必要で重い。

面倒くさがりなんです。
もしこの辺りの理由が気にならない方は、もう一段節約できることになります。
仮に水筒を買う場合、Amazonで価格を見ると
- 500ml(サーモス)で約2,000円
- 2l(サーモス)で約4,000円
- つまり、合計約6,000円
なので、3年間使うと仮定すると、
ひと月当たり、6,000円/36カ月=約167円
1年あたり、6,000円/3年=約2,000円
となり、この辺りまで来るとほとんど費用が掛かっていない計算になります。

水筒ってよく会社のイベントとかの景品でもらえたりしませんか?もしもらえたら0円も夢じゃないですね。
まとめ
私自身のこれまでの節約ステップを見てきましたが、ステップ0からステップ1に進むだけでも年間約50,000円の節約になりますので悪くないと思います。
面倒臭くない人は節約ステップ4を実践すると、ほとんど飲み物代がかからなくなり節約効果は非常に大きいと思います。
車中泊の実践(旅行にかかる費用の節約)

旅行が好きでFIREしたらいろんなところに行きたいと思っています。
節約の大原則として、「必要でないものは買わない」というのを挙げました。旅行は生活するには必須ではないのは確かですが、自分がやりたいことなので削ることはできません。
そのため、いかに安く済ませるかを考えました。
どこを削るか
旅行にかかる2大費用は
- 宿泊費
- 移動費
になります。
このうち移動費の節約は難しいと考えていたので、宿泊費の節約を考えます。
旅行は日帰りの場合を除いて、基本的にホテル代がかかり、カプセルホテルや建物が古い安宿でも3,000円/泊くらいはします。

さらにコロナ後のインバウンドの増加やインフレで、今後も値上がっていくのは間違いないと思っています。
そこで車中泊により、宿泊費を抑えられるか検討しました。
電車&ホテルと車中泊の費用の比較
例として、東京駅~新大阪駅で比較してみます。
電車&ホテル | 車中泊 | |
---|---|---|
宿泊費 | 約4,000円/泊 | 0円/泊 |
入浴料 | 0円/泊 | 約500円/泊 |
移動費 | 約30,000円 (片道14,720円) | 約38,000円 高速料金:約18,000円(片道8,830円) ガソリン+車両代:約20,000円(片道10,000円) (距離:約500㎞) |
移動時間 | 片道約2時間30分 | 片道約5時間30分 |
移動時間はおいておくとします。
宿泊費と入浴料については、ピンキリのため個人的に平均値と思える数字にしてあります。
移動費については、電車は新幹線を利用して片道14,720円、往復29,440円。
車の場合は、
- ガソリン代:160円/L
- 燃費16km/L
- 車の購入費200万円で20万km乗る想定
という条件で計算すると、片道約19,000円、往復約38,000円になります。

具体的な計算は長くなりましたので、興味のある方だけどうぞ。
移動距離当たりの費用を計算すると
ガソリン代:160(円/L)÷16(km/L)=10円/km
車両代:200(万円)÷20(万km)=10(円/km)
合計:10(円/km)+10(円/km)=20(円/km)
になります。
東京駅~新大阪駅の移動距離は約500kmなので、ガソリン+車両代は
片道:20(円/km)×500(km)=10,000円
往復:10,000円×2=20,000円
になります。
車の場合、これに高速料金が乗ってきて東京駅~新大阪駅の場合、
片道:8、830円
往復:17,660円
になります。
ちなみに別のルートで計算しても、基本的に車の方が高くなってしまいます。
ここでは車両代200万円で計算していますが、距離を走ると
- エンジンオイルの交換費用
- タイヤ交換費用
等々がさらにかかってきてkmあたりの費用は増えます。

車での移動は高くつきますね。
そのため、安く済ませるには泊数を増やしてトータルで費用を抑えることになります。
結論、車中泊でいくら安くなるか
結論を言うと、
- 3泊4日で車中泊の方が2,500円安くなる。
- 1泊増えるごとにさらに3,500円安くなる。
ということになります。

またまた、具体的な計算は長くなりましたので、興味のある方だけどうぞ。
1泊あたりの差額を計算すると、
電車&ホテル4,000(円/泊)ー車中泊500(円/泊)=3,500(円/泊)
だけ安くなるので、移動費の差額を超えるには
移動費の差額:車中泊38,000(円)ー電車&ホテル30,000(円)=8,000(円)
必要泊数:8,000(円)÷3,500(円/泊)=2.3(泊)
となるため、3泊4日以上では車中泊の方がお得という計算になります。
3泊4日の場合で、
3,500(円/泊)×3(泊)ー8,000(円)=2,500(円)
の節約で、以降1泊増えるごとに3,500(円)ずつ節約額が増えていきます。
4泊5日の車中泊の旅を年に4回した場合、
1回あたり2,500(円)+3,500(円)=6,000(円)
年間で6,000(円/回)×4(回)=24,000(円)
の節約になります。
考慮ポイント
費用以外に車中泊では考慮すべきポイントがいくつかあります。
- 車種の選定
キャンピングカーでなくても、座席を倒して横になれるスペースがあればOKだと思います。フルフラットが望ましいです。
- 車中泊スポットを探す手間
車中泊はどこででもできるわけではありませんので、できる場所を探す必要があります。旅行の目的地に必ずしも近くなかったりすると不便になります。
- 夏は暑くて、冬は寒い
経験上、夏は夜の気温23℃くらいが上限だと思います。これを超えると、暑くて眠れません。冬は0℃が下限だと思います。寝袋に入っても隙間から冷気が入ってきて、眠れません。
車中泊のマナーとして、エンジンは切っておくべきとされていますのでエアコンは使えません。
- 雨天時はトイレまで歩くときに濡れてしまう
屋根がある車中泊スポットはほとんどないと思いますので、基本雨の時はトイレ休憩の時に乗り降りの際濡れてしまいます。
必須アイテム一覧
必須アイテムを挙げてみました。
これだけ?と思ってしまいますが、これだけ揃えれば一応車中泊はできてしまいます。
- マット
- 寝袋
- 目隠しシート
- お風呂セット
お風呂セットが必要なのは、車中泊の場合ホテルと違って銭湯か温泉に行く必要があるためです。
まとめ
電車&ホテルから車中泊に切り替えると、今回の例では24,000(円/年)の節約ができる計算になります。